ドモボーイ雑記

いろいろと書きます。コメントはお気軽に

オーテクAT2035 vs MXL2003A 比較レビュー

 最近、ゲーム実況を始めた訳ですが、曲を作って遊んでいたときに購入していたコンデンサーマイクMXL2003Aにノイズがちょくちょく乗って安定しないので(ちゃんと乾燥剤と一緒に保管するようにしたら、いつのまにかノイズ出なくなってるんですけど…(汗)追記:少し解消はされましたが、やはりノイズは直りませんでした)、新しくaudio-technicaAT2035を購入してみました。同じものを買いなおしても良かったんですが、音の違いがどんなものか知りたかったのと、風の噂でaudio-technica製は壊れにくいと聞いたので(エレクトレット・コンデンサーは耐久性があるとか)。音に詳しかったり耳が良い訳ではないので、簡単ですが、素人目線で両者の比較レビューを書いていきます。

 

 

 

 

 

 

外観

 見た目はMXL2003Aの方が若干大きく、重さも約50gほど重いです。MXLは艶消しのヴィンテージ感溢れる見た目でけっこう好きですが、audio-technicaも生真面目な現場準拠感があってこちらも悪くない。

 

 

価格

 どちらもサウンドハウスで購入。MXL2003Aの方は数年前で当時の値段を覚えていませんが、現在(2023/1/26)では、audio-technicaAT2035が17,600円、MXL2003Aが15,800円です。どちらもショックマウント付きですが、AT2035に付いているものの方が全体的にしっかりしていて高級感があります。2003Aに付いているものはマイクを固定するネジが硬いのに固定力が弱いです。

 

 

ちょっとした機能

 両者共に、ノイズを抑えてくれるローカットスイッチと音量の大きい楽器に対応できるPADスイッチが付いています。まだどちらも必要になっていませんが、外からの雑音が気になる場合、ローカットスイッチは嬉しい機能になると思います。

 

音質

 音に関しては私がどうこう言う前にまず実際の音を聴いてもらいましょう。エフェクトなしの素の音です。オーディオインターフェイスRolandのQUAD-CAPTURE、ケーブルはCANAREのEC01Bを使用しています。距離は20cm程度。ローカットスイッチとPADスイッチはOFF。感度が高いAT2035の方が音は大きく聞こえます。

 

audio-technica AT2035

MXL 2003A

※マイクスタンドが一つしかないので、二本並べて同じ音声を録音することができません。ですので別々の音声の録音になります。録音環境も何の調整もしていないごく普通の部屋です。また、MXL2003Aの方は、ノイズがたまに入ることとショックマウントのゴムがヘタっていることを考えると性能を十分出し切れていない可能性があるのでその辺りは留意してください。

 

 AT2035の方が抜けが良い(明瞭)ですが、少し高音が耳につくように感じます。2003Aは抜けは悪いですが、柔らかい空気感や低音の粘りを感じます。音量を上げると、両者共にPCがカタカタ鳴っているのが聴こえます。無音時のサーというノイズはどちらもあまり気にならないように思います。

 

 

2023/03/13追記:AT2020ではなくAT2035にした理由

 こういった記事を見る人はAT2020とAT2035で悩んでいる方も多いのかな?と思い追記します。AT2035を選んだ1番の理由は、価格です。AT2020は、私が購入を検討していた時期では、12,000円程度でしたが、AT2035と違って純正ショックマウントが付いてこないです。で、純正ショックマウントの値段を考えるとAT2035との差額は2,000円ぐらいなんですよね。それで、ローカットスイッチなどの機能がついていて音質も違う(単純に上位互換と言って良いか分からないが)のでAT2020を選ぶ理由はないかな、と。既に対応するショックマウントを所持していたり、もっと安価なものでも良いとなるとAT2020も候補に挙がってくるかなと思いますが、私はどちらにも当てはまらなかったのでAT2035にしました。

 

 

おわり

 正直どっちが良いかよく分からない(苦笑)のですが、2003Aは素の状態で既にキャラクターというか音が完成されているように感じます。MXL2003Aの低音が魅力的だと思いますが、音声が明瞭で聞こえやすいことは動画にとってかなり重要なことなので悩ましい。初めての1本だと、音抜けの良さと耐久性があればソフト的にもハード的にも扱いやすそうなのでAT2035が無難でしょうか。マイクと声質の相性もあるみたいなので中々難しい選択だと思いますが参考になれば幸いです。(女性の声だとどうなるか聴き比べてみたいですね)